即身佛

田植えが終わり、田圃も日々緑を増してきました。水面に逆さまの姿を映している一本の榎、ここは惣蔵塚といいます、釈迦塚新田名主浅野家の分家惣蔵が釈迦塚新田の安泰と繁栄を願って即身仏となったところです。そのあとに榎が植えられ、地蔵尊が建立されています。この榎、惣蔵は今までに無い天変地異が起るとき倒れるであろうと言い残しました。奇しくも昭和20年敗戦の年に倒れ、現在そのひこばえがこんなに大木になりました。

即身仏になるには大変な修行が必要でした。まず五穀を絶ち、木の実等で命をつなぎながら体の水分、脂肪を落として、土中に呼吸のための竹筒を差した木棺に入り埋められました。そして鐘を鳴らしてお経を読む声が7日間続いたと伝えられています。釈迦塚新田を守るためとはいい、凄まじい修行であったと思います。

榎に姿を変えた惣蔵が田圃を穏やかに見下ろしているかも知れません。

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