古文書講座120

古文書講座12

津倉巻洪水に付乱妨一件

六月十七日、中之島組よりの訴えにより新発田藩では、取調べのため役人の出張が決まり、一行の手配を通過村々に命じた書類である。入江八郎右衛門(郡奉行)一行は合せて三名である。

写真解読編

   覚

駕篭一挺

此人足

一 合合羽井一荷   入江八郎左衛門

此人足

長持一棹

此人足

一 馬弐匹      黒川和賀六

関谷兵内

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古文書講座119

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津倉巻洪水に付乱妨一件15

写真

名主  与理助

同   惣右衛門

大庄屋所

右の通り願書指し出し候に付、差上げ奉り候以上。

亥六月   中之島組大庄屋  九八郎

同    大竹与宗吾

郡役所

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古文書講座118

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津倉巻洪水に付乱妨一件14

解読編

恐れ入り奉り候。右長九郎義、相手の内にも目立ち

乱妨仕り候者に御座候間、早速柏崎御役所へ

御懸け合いの上、厳重御糾明成し下され置き度、此段恐ながら

書き付けを以って願い上げ奉り候。 以上

嘉永4亥年6月晦日

三林村百姓惣代 勘四郎

同   仙右衛門

組頭  治助

同   仁右衛門

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古文書講座117

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津倉巻洪水に付乱妨一件13

写真

釈文

仕り候而巳(のみ)ならず、前行体乱妨狼藉におよび候

次第にては以後不安堵至極難ケ敷く存じ奉り候。

これに依り御多用御中恐れ入り奉り候得共、御立会い御見

分の上御吟味願い上げ奉り候処、今般御出役

の上御糾し成し下され置き候処、相手の内乙蔵義、

二又村人頭にこれ無き桑名御預り所善久寺新田へ

縁付百姓長九郎と申す者に御座候由、右は

元二又村出生の者に付縁付候義相弁(わきま)え申さず、

一途に右村々の者と存じ不調に御訴え申し上げ候段

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古文書講座116

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津倉巻洪水に付乱妨一件12

写真

解読編

出候村役人など打擲に逢い候者も数人これ有り候仕合に付、

一同場所逃げ去り候に付、人足共も詮無きに差し扣え候次第

にて、漸く17日夜五ツ時過ぎ御料所の者引

取り候に付、取り急ぎ人足取り懸り水戸留め仕り候義に

御座候。右は堤切れと罷り成り候ては、砂入り損地を

始め田畑水腐れなど、不益筋は勿論、小前迷惑

軽からず義に付、火急防ぎ方手を尽し候は、顕然

の義にて水戸留め等閑(なおざり)仕りべき筈御座無く候処。

此度体、大勢人足召連れ理不尽の所業

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古文書講座115

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津倉巻洪水に付乱妨一件11

写真

解読編

仕りべくも計り難き仕合、余儀無く欠け外し候処、一同宅へ

踏込み持参の斧を以って、所々柱切り付け、戸障子

散々打ち砕き家具畳など持ち出し、乱妨狼藉

仕り候に付、居合い候百姓共にて制し候者は打擲に

逢い。其の外切れ所、最寄当村枝郷津倉巻百姓

太兵衛外八人の宅へも罷り越し、追々乱妨仕り、

其の上堤上立ち木切倒し并銘々囲い置き候架木

雑物は申すに及ばず家具など迄持ち出し、右の内多分に切れ所

へ打ち込み、其の上場所懸り役加勢人足召連れ、罷り

※ 架木=はさ木のこと

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古文書講座114

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津倉巻洪水に付乱妨一件10

写真

解読編

入れ候へ共、聞き入れず種々悪口仕り、右の内鬼木新田

百姓五右衛門・彦六・次郎兵衛・藤八次男伝左衛門

弥之助忰三吉・巳之助忰巳之松・仙助忰

仙四郎・兵左衛門忰兵太郎・五右衛門弟時蔵

鬼木村百姓治助・市助・又次郎・作左衛門忰

才太郎・清七弟三平・尾崎村百姓米蔵

二又村乙蔵その他逸々(いついつ)名前は相分らず候

得共、大勢にて有り合せ候長木など投げ懸け、持

参の斧を以って手向い候に付、如何体の怪我

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古文書講座113

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津倉巻洪水に付乱妨一件9

前文書と同じような訴状であるが、平百姓が訴人になってより詳しく具体的に認めてある

解読編

恐ながら書き付けを以って願い上げ奉り候

一 当村枝郷津倉巻切れ所の義、急速水戸留め

手配に取り懸り中、去る十七日暁、出雲崎御支配所

鬼木新田・鬼木村・尾崎村・泉新田・岡野新田

貝喰新田・二俣村・芹山村右8ケ村役人共義

人足大勢召し連れ、銘々斧三本鍬など持参、

追々罷り越し役宅へ押し寄せ、利不尽に樹木伐り倒し

家作取り毀し、乱妨仕り候体に付、名主与理助并

居合い候百姓共罷り出、水戸留め手配の次第申し

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古文書講座112

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津倉巻洪水に付乱妨一件8

利不尽の所業仕り候のみならず、前行体乱妨

狼藉に及び候次第にては、以後不安堵至極

難ケ(むずか)敷(し)く存じ奉り候。これに依り御多用の御中、

恐れ入り奉り候得共、御先方御役所へ御懸け合い御立会い、

御見分の上乱妨の始末、厳重御糾明

成し下され度、以来不法の義仕らず安堵筋に相成り

候様仰せ付けられ成し下され置き度、此段恐れながら

書き付け以って願い上げ奉り候。巳上

三林村

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古文書講座111

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津倉巻洪水に付乱妨一件7

写真

解読編

罷り出候村役人など打擲に逢い候者も数人これ有り候

仕合に付、一同場所逃げ去り候に付、人足共も無詮に

差し扣え候にて、漸く17日夜五ツ時過ぎ御料

所の者引取り候に付、取り急ぎ人足取り懸り水戸留め

仕り候義に御座候。右は堤切れと罷り成り候ては、

砂入り損地を始め田畑水腐れなど、不益筋は

勿論、小前迷惑軽からず義に付、火急防ぎ方

手を尽し候は、顕然の義にて水戸留め等閑(なおざり)

仕りべき筈御座無く候処。此度体、大勢人足召連れ

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